*-- Flight Log --*

CG計算  No.17
ナビログ以外にも、CG(Center of Gravity:重心)位置も計算する必要があります。重さは、気象条件と違って、毎日それほど変わるものではないので、これは毎日ではないですが(笑)

で、計算した重心位置と総重量をプロットした結果が、図の赤い枠の範囲内にが入っていないといけないので、もし、この枠からはみ出したときは、調整が必要になります。

この計算結果は、私のCheck Ride(実技試験)のときのものですが、最初、燃料満タンで計算したら、アメリカ人の試験官と私の2人分の体重が重かった(爆!)ので、枠からはみ出しました。
ああ、やっぱり、ダイエットが必要か?!(爆)
ちなみに、表のWeight(重量)の数値の単位は、キログラムじゃなくて、ポンドですからね!(笑)

で、どうするかというと、試験官か私かどっちかおりる...というわけにもいかないので、燃料を減らす!しかないのでした。なので、燃料満タン(26ガロン)を21ガロンに減らし、重心が前によりすぎるので、バランスをとるために後に20ポンドの荷物を載せてます。
これが、Take-off(離陸)時の重心位置。

飛行中も、この枠内からはみ出してはいけないので、燃料が空(Empty)の時も同じように計算してプロットします。基本的に飛行中になくなるのは燃料の重さ分だけなので(誰か途中で飛び降りたりしなければ、ね)、飛行中に燃料を消費していくと、Take-offの点からEmptyの点へ向かって移動するはず。だから、この2点を結んだ線も赤い枠の範囲内になければいけないということになります。

結構めんどうなのよね。

でも、セスナの場合は、基本的に機体の重さが左右対称なので、前後の重心位置だけ計算すればいいのですが、ヘリコプタ(R-22)の場合は、左右非対称なので、前後の重心位置だけでなく、左右の重心位置も計算しないといけないんだそうです。さらに、めんどう。。。
2004/10/10



** HOME **

--------------------【広告】--------------------

[TOP]
shiromuku(e3)DIARY version 1.20